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どうして節分は2月3日じゃないの??

大雪に見舞われている地域の方々に置かれましては、心よりお見舞い申し上げます。

山口は雪こそ降ってはおりませんが、乾燥した冷たい北風が吹き、底冷えする寒さが続いております。

さて、今年は節分が二月二日でした。節分の日は毎年二月三日が一般的ですが、実は 二月二日や二月四日になることもあります。これは、節分が「立春の前日」と定められているためです。子ども達から、どうして節分は変わるの?という質問を受けました。それについて、詳細を即答できなかったため調べてみました。その内容を皆様にも共有したいと思います。

「節分」とは季節の変わり目を指し、本来は年に4回あり「立春・立夏・立秋・立冬」の前日を指します。しかし、現在では特に立春の前日を「節分」として広く認識されています。「立春」は二十四節気の一つで、太陽が黄経315度の位置に達した瞬間を基準に決まります。二十四節気は太陽の動きに基づいて決めますが、カレンダー(グレゴリオ暦)は一年を365日または閏年で366日とするため、日付が完全には一致しません。そのズレを調整するため、立春の日付は、毎年わずかに変動し、節分もそれに伴い変わるのです。

そもそも二十四節気は、約2200年前の中国で生まれました。古代中国では、農業が生活の中心でした。しかし、天候の変化は一定ではなく、農作業のタイミングを計るのが難しかったため、太陽の動きをもとに、一年を二十四の時期に分けた「二十四節気」が誕生し、農業の指標として利用されるようになりました。その後、「太初暦(たいしょれき)」(太陰暦と太陽暦を組み合わせた暦)が日本を含む東アジアにも伝わりました。

私たちの命は大宇宙、大自然によって育まれているのを実感しますね。何とも有難い話です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

二尊精舎 沙門智暁 合掌九拝

 

 

◎ 【 イベント情報!】

 

仏さまとのご縁を。

二尊院が所属します、真言宗御室派は総本山を京都仁和寺に構えます。住職も此処で修行いたしました。その仁和寺に所属する青年僧で組織する真言宗御室派青年教師会が結成50周年を迎えました。それを記念いたしまして、仁和寺観音堂に於いて 仏と縁を結び、悟りの世界への一歩を踏み出す象徴的な儀式である、結縁灌頂を開催する運びとなりました。滅多にない機会ですのでご案内いたします。

 

“結縁灌頂入壇のおすすめ”

「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」は、仏さまとのご縁を結ぶ真言密教における最も尊い儀式です。仏さまの世界を表す曼荼羅(まんだら)に向かって花を投じて、仏さまとご縁を結び[結縁]、頭の頂に仏さまの智慧(ちえ)を授かります[灌頂]。この度、総本山仁和寺観音堂にて結縁灌頂を開壇いたします。宗旨を問わずどなたでもご参加いただけます。ぜひこの大変貴重な機会に仏さまとの深いご縁を結んでいただきますよう、入壇を心よりおすすめいたします。

日 時

令和7年 5月23日(金) 9:00〜15:30・ 24日(土)9:00〜12:00

入壇料

8,000円 ※御一人様

道 場

総本山仁和寺 観音堂

申込締切

令和7年5月10日(土) ※定員に達し次第受付終了 [定員300名様]

 

-写真について-

今は遠く離れて住む旧友の女性お二人が久しぶりに会って山口旅行の道中、普通に宿泊施設に泊まるのもつまらないのでと言うことで、二尊院宿坊えんときにご宿泊いただきました。護摩行体験をされて、満喫してご出発されました。もう一方は写真に写ると魂が抜けると言うことで、お一人だけと記念写真をご一緒しました😄

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