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二尊院が大事にしたい3つのミッション

二尊院では以下の3つをミッションに掲げています

  1. 心のデトックスができる駆け込み寺として、人々のストレス解消とリフレッシュに貢献すること
  2. 人口減少社会における雇用の創出と地域経済の活性化に寄与すること
  3. 文化財をまちづくりに活かし、地域社会全体で文化財を守り伝えていくこと

心のデトックスができる駆け込み寺

 日本における自殺死亡率は、先進国の中でも高い水準にあります。精神疾患患者は増加しており、そのうち、気分・感情障害(躁うつ病を含む)は43.3万人から111.6万人に、神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害は46.6万人から72.4万人と、増加しています。

 ストレスと上手に付き合ったり、仕事や暮らしの満足度や幸福度を高めていったりするには、リラックスできる時間と場所を持つことが重要です。

人口減少社会における雇用の創出と地域経済の活性化

 我が国にとって、人口減少は避けられない与件です。

 本事業の活動地域である長門市でも喫緊の最重要課題であり、雇用創出や定住促進、地域に誇りと愛着を持つ子の育成等の取組を強化しています。

 観光産業においても、交流人口の増加に向けて誘客を図るため、地域の魅力を国内外に発信し、市民、地域、事業者、関係機関がそれぞれの立場から連携して観光推進を行い、地域経済を活性化しようとしています。

地域社会全体で文化財を守り伝える

 過疎化や少子高齢化などを背景に、我が国では各地の貴重な有形・無形の文化財の滅失や散逸が緊急の課題となっています。

 たとえば、全国の約7万6千か所のお寺のうち、1万2千か所以上に常駐する住職がおらず、仏像などの盗難や伝統芸能の廃止が後を絶ちません。

 平成30年に閣議決定され、今年4月1日に施行された「文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」は、文化財をまちづくりに活かしつつ、文化財継承の担い手を確保し、NPOや自治体等とともに地域社会総がかりで文化財の保護と活用に取組む体制の整備・強化を新たな狙いとしています。

ミッションを実現するためのロジックモデル

 この3つの柱をもとに山口県が主催するソーシャルビジネス事業化支援事業『ぶち-CONやまぐち2019』に応募しましたところ、準グランプリを拝受いたしました。コンテストに向けてご支援くださった皆様には、心より感謝申し上げます。また、身の引き締まる思いですが、社会の問題を少しでも解決できるよう、一つひとつ謙虚に努力していきたいと思います。

宿坊の波及効果